昨日“めがね”っていう映画をDVDで見た。
まず、“めがね”ってタイトルに惹かれた。
次に、小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮って3人に惹かれた。
(勿論他にも出演者はいますが、特にこの3人が目に入った)
で、見終わった直後の感想。
・・・心地良い。
でも、正直意味不明な部分が多い。
先生?え?さくらさんて何もの?ん?え?
って、思ったんだけど、何回か見ていくと、
「あーそんなんどうでもいいのか」って、イイ意味で分かる。
終止ゆるーく進んでいく物語。
人との関わりが暖かいが、しつこく無く、押し付けがましく無く。
で、すごく印象に残るのが“赤色”。
キャストの衣裳はどれもアースカラーとかグレイッシュトーンとかでまとめられているんだけど、小物が赤だったり、編み物の毛糸が赤だったり、ストールが赤だったり。
背景と衣裳がその赤を妙に浮きたたせるんだけど、それがまた綺麗でね。
あと、主人公が宿泊する宿もまた...素敵なんだね。
すっっっっっごく気持ちよさそう。
あとこの映画では余計な会話がない。
すごく大切なシーンなんだろう場面でも、お互いの雰囲気だけで進行していって、会話は一切ない。あるのは海と風の心地のよい音だけ。
印象的だったなー。
あと、最後までなぞなのが、“めがね”に一切だれも触れないこと。
全員がメガネをかけているってこと意外、まったく物語の中で触れられないんのだよ。
それをタイトルにするってのがまた。素敵だわ。
私は無駄な話が大好きで、普段そんなことばっかり言っているんだけど、本当はこういう繊細なもの、結構好きです。